2015年に観た映画の中で(新作編)

2015年に見た映画の中で(新作編)

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前回の記事

 

keeeeentisi.hatenablog.com

から、更新する迄に

時間がまあまあかかってしまった。 。。
2016年は、まだあまり映画を観ていない。 
劇場で観たのも 
『知らない、ふたり』と
杉原千畝』の2作だけだ。 
どちらも凄く楽しめたし、
感動したけれども、
『知らない、ふたり』
の方が個人的に好きだった。
杉原千畝』は戦争が舞台の物語だ。
凄く好きな展開で杉原千畝の言葉や、
杉原千畝が周りの環境を変え、それに応じ杉原千畝も変わっていく所がとても良いし映画でも語られている。
素敵な一作なのだが、
やはり『知らない、ふたり』
の方が好きになれた。
おそらく今年観るであろう映画の中でも絶対に思い出に残る一作だ。
この二作を比較した時
"身近に感じれるか"
自分の中で重要なものさしになったんだろう。
「知らない、ふたり」は何度でも観たいと思えたし
あまりにも好きになってしまったので、僕の大切なひと皆に観て欲しいという欲望、、、
誰か観たい方一緒に行きましょう〜
 
と、前置きはこのくらいにして

2015年に観た映画ベスト10(新作)を記録。

※前回の記事より長くなったのでおヒマな時に読んでくださいな。

 

 



10.寄生獣 完結編f:id:keeeeentisi:20160102190357j:plain〈あらすじ〉

寄生獣」の実写映画、二部作のうちの後編。主人公新一の暮らす東福山市で、市長・広川が率いるパラサイトたちの強大なネットワークが形成されていく。彼らの動向を注視していた人類側は、パラサイトの全滅を図るべく特殊部隊を編成して広川と配下たちの根城となっている東福山市庁舎の急襲を画策していた。静かに対決の時が迫る中、パラサイトの田宮良子は人間の子供を生んだのを機に人類と共存する道を探る。新一とミギーがその鍵になると考えるが、彼は母親を殺したパラサイトへの憎しみと怒りに支配されていた。

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東宝シネマ新宿

 

漫画の実写化はハードル高いし、基本つまらないと言われることが多いけれど、この作品が面白かった。主人公真一と敵とのアクション、橋本愛との恋愛模様、それと「生きる」という事について。これが深津絵里浅野忠信のお陰でグッと刺さった。


9.ホーンズ 容疑者と告白の角f:id:keeeeentisi:20160102191540j:plain 

〈あらすじ〉

恋人殺しの容疑をかけられてた青年イグ。翌日、目が覚めると頭に2本の角が生えていた。目が覚めると頭に2本の角が生えていた。その時から、誰もがイグに様々な秘密を打ち明け始める。誰もがイグに様々な秘密を打ち明け始める。その角には人に真実を語らせる不思議な力があった。不思議な力があった。イグはその「告白の角」を使い、メリンを殺した真犯人を探すことを決意する。メリンを殺した真犯人を探すことを決意する。


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ヒューマントラストシネマ渋谷

 

ダニエルラドクリフが、出演する事と、スティーブンキングの息子の作品ということで鑑賞した。

 ジャンルは・ファンタジー・サスペンス・エログロ・恋愛、とどれにも絞ることは出来ないくらい多様だけど全てにフォーカスがあてられていて最後まで楽しめた。

人間の醜い本性がどんどん露わになっていくのと、

ダニエルラドクリフがどんどん悪魔のようにはなっていくけど、中身が善人の対比が面白かった。

 この映画はキリスト教の色が強くて、小6の頃にキリストについてめちゃくちゃ研究していた事が役に立ったな。

映画の背景とか知っていると、映画の表層から奥行きが出て、何倍にも楽しめるね。

8.グリーン・インフェルノf:id:keeeeentisi:20160102190629j:plain 
 〈あらすじ〉

意識高い系学生がアマゾンの奥地でデモ活動し、帰り道に食人族とエンカウントするお話

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新宿武蔵野館

元々イーライ・ロスのファン。でやっと彼の映画を劇場で鑑賞できた。

この作品は今まで自分が観た中でも相当グロい部類。。。

めちゃくちゃ血肉が飛び交うし、グロい所をアップで映すし、、、

いててててて、やめんさいとか思った。。。

中でも一番怖かったのが人間を調理するシーン。

まるで、ピザを焼いたり、北京ダックを食べているようなショット。

自分にとっては非日常だけれども、

食人族にとっては日常性のある行為。

人が普段、豚とか牛とか調理をするといった当然の行いのように描いているんかなと

アイロニーな視点とメッセージ性のあるところイーライ・ロスの好きなところ。


7.マイ・インターンf:id:keeeeentisi:20160102190738j:plain

〈あらすじ〉

定年退職したじいちゃんがECサイトでの会社でインターンするよ。

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東宝シネマ新宿

 

ドライな視点から見ると完全にアンハサウェイの公私混同により、周りの人が

振り回されていてくっそ〜とか思う。

けどもそれだけじゃ何のために見に行ったの?ってなるからアンハサウェイの役について言及するのではなく、ロバートデニーロについて言及します。

ロバートデニーロが超良い。

人生の大先輩って最高だ。指針なるものをいくつも持っているし、

それらを数珠繋ぎすると見えないことも見えて来る事もある。

自分もこんな人になりたいなあって思った。

勇気が出る映画です。

 

6.光のノスタルジアf:id:keeeeentisi:20160110203414j:plain

〈あらすじ〉

チリ・アタカマ砂漠。標高が高く空気も乾燥しているた め天文観測拠点として世界中から天文学者たちが集まる一方、独裁政権下で政治犯として捕らわれた人々の遺体が埋まっている場所でもある。生命の起源を求めて天 文学者たちが遠い銀河を探索するかたわらで、行方不明になった肉親の遺骨を捜して、砂漠を掘り返す女性たち ……永遠とも思われる天文学の時間と、独裁政権下で愛 する者を失った遺族たちの止まってしまった時間。天の 時間と地の時間が交差する。

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渋谷uplink

あらすじだけ読むと超スケールでかいドラマ映画に見える。

けどドキュメンタリー映画。

スケールは大きいけど登場人物それぞれの背景を見てその人たちに一体どんなことがあったのかをどんどん解き明かしていく入り口マクロでミクロ視点に落とし込むようになっていく感じ。

「記憶はあたかも重力のような力で、私たちの心を捉え続ける。思い出を持つ者は、はかない現在を生き抜くことができる。思い出のない者は、生きてさえいない」

「悲しい記憶は忘れてはいけなくて留めておくもの」

という言葉の悲しさの中に見える親族とか大切な人を失った人間の強さがグッときたし共感できた。

 

5.この国の空f:id:keeeeentisi:20160102191002j:plain

〈あらすじ〉

終戦間近、当時の東京の庶民の生活。終戦間近という環境に主人公里子(二階堂ふみ)が振り回される。

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テアトル新宿

 

完全に二階堂ふみ目当てで行きました。

食事シーンに違和感を覚えた。基本食事シーンというものは見ていておいしそうだなとか思うもの(美味しそうだなとは実際思った)だし楽しいシーンが多いけど、この映画では戦争の非情さが、毎日の食事シーンを通して、どくどくと伝わる。里子と里子の母、叔母のやりとりが痛々しい。

あと、会話のやり取りが上品で素敵。二階堂ふみの喋り方、所作で戦時中のイメージが容易く出来る。それ故に切ないところもある。現代の女性と対比するとあまりに切ないほど自己を抑え込んでいる。それに終戦ということもあいまって、気持ちに思考が追いつかなくなり情緒的になるけどあの時代ではタブーなだからそれでもなお隠そうとするところが切ね、、、とかセンチメンタルな午前5時。。。

※初テアトル新宿。地下に行く感覚と、単館映画とは思えない綺麗さがどことなく純喫茶感あって映画を観る前から劇場の世界観に没入して「この国の空」の魅力がグッとあがった。

 

 

 

4.スターウォーズ フォースの覚醒
 
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〈あらすじ〉

S.W EP6の29年後

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東宝シネマ府中

 

スターウォーズは本当に大好きな映画のシリーズの一つで、

高校の定期テストの勉強期間の間は絶対1〜6を観てたの思い出す。

スターウォーズの物語は神話の様に作られているし、

だからこそ、EP7のストーリー展開も想像しやすかったな。

これに関しては小ネタとか次回作の展望の想像とかずっと話しちゃうから割愛。


3.マイファニーレディ
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〈あらすじ〉

自身の妻を主役にした舞台を控える演出家コールガールと一夜を共にするが、実は彼女は女優の卵で、舞台のオーディションに合格したことから思いも寄らぬ騒動が巻き起こる

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新宿シネマカリテ

グリーン・インフェルノからハシゴ。ふらっと映画館に入ったらやっていたので鑑賞。という軽いつもりで見たのだが、ゴリゴリに惹きこまれた。

OPはタイピストみたいにお洒落。で、この時点でミーハーな僕の期待値は株価上昇。

内容はというと、色々な人の恋愛が交錯する群像喜劇。

この映画、めちゃくちゃ面白い。どんどんいろんな人が誘蛾灯に集まる虫のように、いたずらに運命的に出会い、会話、テンポの良さが舞台みたいで面白かった。特にレストランのシーンが最高でもうストップ高

こことここにつながりがあってこんな展開になるのか〜って。




2.あんf:id:keeeeentisi:20160102191329j:plain

〈あらすじ〉

俵万智原作の「あん」商店街のどら焼き屋「どら春」で雇われ店長のように働く辻井千太郎のもとにどら焼き作りセミプロ徳江(樹木希林)が現れる

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新宿武蔵野館

あらすじは八割違う。。。

映画の受け取り方とか人の気持ちって多種多様だから言い切れないし言い切れいないけど、

最高な映画だった。

2015年観た中で一番好きと言ってもいいくらい。

劇場で泣きそうになったけど、我慢した。しなくてよかったなあ。笑

太郎と徳江さんは鏡のような関係で、徳江さんの存在感があまりに大きかったし、最後のところでめちゃくちゃ悲しくなった。

 徳江さんの

「何にもなれなくても、この世界を見て、聞くだけで、生まれてきた意味はある。」

という言葉には〜っと胸打たれた。

カメラワークとかも綺麗。

 ※原作の表紙が可愛い。

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1.ジュラシックワールドf:id:keeeeentisi:20160102191416j:plain〈あらすじ〉

恐竜公園で恐竜が暴れるよ

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東宝シネマ新宿
超エンターテイメント。死生観とか人間!みたいな考えさせてくれる作品が大好きだけど

この映画はアトラクションみたい感じで楽しめた。

ずっとワクワクドキドキしっぱなしだし映画がテーマパークのように思えた。

これほど、純粋な気持ちで楽しめる映画ってないんじゃないかなとさえ思えてしまう。童心に戻れました。

 

 

ということで2015年に観た映画の振り返りはお終い。。。

この2記事を書いていて今までの人生でどんな映画観てきたのかな〜とか

どんな事考えて観てたかな〜とか思ったけども

どんどん趣味嗜好が変わってきているし映画の捉え方も変わってきている

と感じた。

歳を重ねるごとに

色んな事を反発せずに受け止めるようになったし

感じやすくなるし、

これから先、色々な映画を観る事で

苦しんだり、気持ちが高揚したりしそうだ。

というか人と関わることがそうだ。

映画自体人と人との関わり合いを見ているわけだし、

現実だと、さらに色々なことが起きるし、苦しくなったり楽しくなったり。

人を苦しくさせるよりかは完全に楽しませる人間になりたいなあ。 

2016年の目標は100個くらいあるけれど、

抱負は一つ、殻を破る。

がんばろ。

 

、、、それからこのブログは次に何を書けばいいのかだ。。。